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第6章 共に生きる

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それから、2週間が経った。


あの日からずっとあたしの部屋にいて、同棲してるみたいな感じになっているあたし達。


だって、毎朝8時にどこかへ行くのに出ていって、夕方17時に帰ってくる空を、出迎えするし見送りするし、ご飯も一緒に食べるしお風呂も一緒に入ってるから。


…エッチも毎晩するしね。


完全に空専用の体に塗り替えられたあたし。


もう空でしかイケないかもしれない…


それ程に空にどっぷり溺れてる。


毎日毎日幸せで、大学から帰るのも楽しみだった。


家に帰ったら空がいる…


おいしい夜ご飯を作って待ってくれている。


失恋の傷は、驚く程早くあたしの心を癒した。


それは全て、空のお陰…なんだけど。


1つだけ…1つだけ、気がかりな事が。


2週間、絶えず毎日、朝8時に家を出ていって17時に帰ってくる空。


…どこ、行ってるんだろう。


分かってる…分かってるよ。


人にはそれぞれ誰にも言えない秘密があって、しかも空は人間じゃない(？)しっ…


何か事情がある事は分かってる。


…けど。