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My blue sky prince...♡
第7章 疑惑
「そんなの俺の勝手だろ!」
「俺のする事にいちいち文句付けてくんなよ」
「自分で自分の事気持ち悪いって思わねぇ!?
俺はお前が気持ち悪過ぎて堪んねぇ!」
「疑われてばっかでさ、生き辛くてしょうがねぇわ!」
「大学まで付けてくるとか気持ち悪ぃんだよ、
ストーカーかよ!?死ねっ!」
最後の言葉…篤も勢いで言ってしまったんだと思う。
「…ごめん」
そっぽを向いて謝ってくれたけど。
喧嘩をした日のエッチはおかしくなる程激しかった。
あたしへの優しさは微塵もなくて…でも次の日謝ってくれて、それからも普通にしてくれてたから、大丈夫なんだって安心して一緒にいて…
だけど篤はちょっとした事ですぐ怒っちゃって…
あたしの話も、聞いてくれない事が多かった。
だけど空は、聞いてくれようとしてる。
あたしの話に耳を傾けてくれる。
ちゃんと説明もしてくれようとしてる。
篤があたしを振った理由が今更分かって、冷静になる事が出来た。
「…教えて」
「うん」
「…空の事、教えて」
あたしは、空と向き合いたい。
空をもっと知って、出来ればこれからも…一緒にいたい。