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第1章 二つの心

夫「そして、車は発進した。当然のように
後を追ったよ。すると５分ほど行った所に
ラブホが見えてきた。まさかと思ったけど
車はそこに入った。俺は少し行った所で
Ｕターンしてホテルに入った。車は直ぐ
見付けたけど、お前たちはいなかった」

針の蓆って言葉がありますが主人の話を
聞いている時は正にそんな感じでした。

夫「その時の証拠写真がこれだ」

運転していたので私は良く見えません
でしたが主人は嘘はつかない人なので
決定的な証拠写真である事に間違いは
ないでしょう。

その後は会話もなく、
そうこうしている内に
いつものショッピングモールが
見えてきました。