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第1章 二つの心

仕事相手との挨拶のような会話です。

夫「少し、あなたと妻との関係について
疑問があるのですが・・・。」

社長「こんな所で立ち話は人目に付きます。
ゆっくりお話しできる所へ移動しましょう」

社長に促されて私たちは社長の車に
乗り込みました。

主人は後部座席に座り私は当然のように
助手席に座ります。

後ろから主人が
「何処に行くのでしょうか？」

社長「他人に邪魔をされない処です」

夫「では、お任せします」

本当なら修羅場なのですが主人も社長も
紳士的な態度で話していました。