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らぶあど encore!
第35章 祈り②
「髪も、すっべすべの肌も……その声も……大好きだよ」
「に……西く」
祐樹はほなみの頬を軽くつねって笑う。
「だから~いつまで西君呼びなのさ」
「あ……っ」
「名前呼びの練習しようか?」
「い……今?」
「いいじゃん。いい機会だしさあ」
「な、なにがいい機会なのよ」
「今この時がいい機会でなくてなんなんだよ!」
「な……何よっ!強引にこんな所に連れてきて……その話をするためだったの――っ?」
ほなみは真っ赤になって、お返しだと言わんばかりに祐樹の頬を摘まんだ。