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らぶあど encore!
第35章 祈り②


 祐樹はほなみに口付けながら素早くブラウスのボタンを四つ外し、性急な手付きで左右に拡げる。ほなみもキスを交わしながら彼のシャツの裾から手を中へと滑らせ、背中を撫で上げた。


「ああ……ほなみ……っ」

「西く……私を抱きに……ここへ来たんでしょ……?」

「そうだけど……それだけじゃ……」

「んんっ……」



 祐樹は息を弾ませ、柔らかな胸の谷間に鼻先を埋めて口付ける。

 ほなみの細い指が彼の真っ直ぐな髪を掴むが、彼からの愛撫に反応して指を離して痙攣した。

 祐樹はほなみの胸から顔を離して瞼を閉じると、気を逃すために深呼吸する。すると幾分か欲の波が引いて行くような気がしたが、瞼を開くと、ほなみが自らスカートを脱ぎ、小さなショーツだけに覆われた円みのある腹部が目に飛び込んできて、強烈な欲に再び支配されてしまう。



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