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らぶあど encore!
第35章 祈り②
「……っ」
祐樹が息を呑む気配と同時に、彼の身体の中心が熱く疼いたのを、ほなみは敏感に察して更に指を腰の辺りにさ迷わせた。
小さくて柔らかな指が緩慢な動作で腰と背中を往復する度に、祐樹が悩ましく眉を歪ませて溜め息を吐き、それがほなみの首筋を刺激する。
「あ……ん」
「……!」
思わず声を漏らしたほなみを見た祐樹が途端に目をぎらつかせ、ほなみのブラウスのボタンに手を掛けた。
待ち望んでいた、とでも言うように、ほなみは頬を薔薇色に染めて祐樹に笑いかけ、彼のシャツをたくしあげていく。