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らぶあど encore!
第35章 祈り②
「ぐりぐり……?」
ほなみはキョトンと彼を見るが、祐樹はソファから降りて泣きそうに目を潤ませスマホを手に部屋の中をグルグル歩き回った。
「まずい……どうしよう……俺がエッチな事ばっかりしてるから……赤ん坊が中で引いてるのかも……っ……このまま動かないなんて事……まさか……っ……俺がスケベなせいで――っ!」
「西君……西君ったら……ちょっと」
「病院……さっきの病院……番号は」
「西君ったら待って!」
ほなみもソファから降り、電話をかけようとする祐樹の背中にしがみついた。