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らぶあど encore!
第36章 目を醒ますBEAT
「あぐり……もう?……早いな」
野村は驚き長い睫毛の瞳を瞬きするが、腕の中のあぐりの悩ましく美しい肢体に見惚れ、益々身体を淫らにたぎらせる。
「気を失ってる場合じゃないよ……俺がこんな風になってるのに……」
野村は未練たっぷりに、指で彼女の乳房を弄び、溜め息を吐く。膨らみの形をなぞり桜色の頂上に辿り着くと、あぐりの瞼が微かに痙攣し、突起が固くなっていく。
それを見て、野村は声を上擦らせた。
「……寝てるのに……いやらしいな……いや……」
――寝たふりをして、俺が猛って熱をもて余すのを、薄目を開けて眺めているんじゃないか?
という思いがよぎる。大人なのに悪戯っぽくて、それでいて時に魔女のように翻弄する――そんなあぐりに自分は夢中だ。そう、初めて会ったあの日から――