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らぶあど encore!
第36章 目を醒ますBEAT
野村はすかさず彼女の柔らかい中へと腰を深々と沈め、快感に口の端を上げ、溜め息を漏らす。あぐりは身体中を震わせ、逞しい胸板にしがみついて啼いた。
「……また……最初のひとつき……だよ?」
「っ……や、やらしい言い方……っ」
早くも息を乱すあぐりに野村は愛しくてたまらない、とでも言うように、胸元に流れる髪を掬い上げて幾度もキスした。あぐりは、目の前の整った彼の鼻筋や長い睫毛に見惚れ、いつもの照れ隠しからの軽口を言うのも忘れてしまう。
野村は優しく微笑み、腰を引き、もう一度奥へと沈めた。先程よりももっと奥へと。