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らぶあど encore!
第5章 glassの鎧
「どの辺に出たの?」
「べ……ベッドの下からサササ―って」
亮介は床に何かが居ないか目を皿の様に細めて探す。
「いた?いた?」
景子は震えてうずくまっている。
その時、白い壁を小さな蜘蛛が伝って動くのを発見すると景子が耳をつんざくような悲鳴を上げた。
「ひぃやあああ――っ」
「うわあっ」
その声にビビって亮介まで叫ぶ。
「は、早く何とかしてっ!」
景子は目を覆い喚くが、亮介は拍子抜けしてその小さな蜘蛛を見ていた。
「ねえ……これなの?
もっと大きな奴を想像してたんだけど……」
「早くそいつをどっかにやって――!いやあああ」
亮介は呆気に取られながらティッシュで蜘蛛をつまみ、窓を開けて外へ逃がした。
「もう居ないよ」
景子は顔を上げたが、まだ不安そうに震えていた。
亮介は急に瞼と身体中が重くなり、こめかみを押さえた。
「じゃあ、蜘蛛問題も解決した事だし……
俺は戻りますよ」
「べ……ベッドの下からサササ―って」
亮介は床に何かが居ないか目を皿の様に細めて探す。
「いた?いた?」
景子は震えてうずくまっている。
その時、白い壁を小さな蜘蛛が伝って動くのを発見すると景子が耳をつんざくような悲鳴を上げた。
「ひぃやあああ――っ」
「うわあっ」
その声にビビって亮介まで叫ぶ。
「は、早く何とかしてっ!」
景子は目を覆い喚くが、亮介は拍子抜けしてその小さな蜘蛛を見ていた。
「ねえ……これなの?
もっと大きな奴を想像してたんだけど……」
「早くそいつをどっかにやって――!いやあああ」
亮介は呆気に取られながらティッシュで蜘蛛をつまみ、窓を開けて外へ逃がした。
「もう居ないよ」
景子は顔を上げたが、まだ不安そうに震えていた。
亮介は急に瞼と身体中が重くなり、こめかみを押さえた。
「じゃあ、蜘蛛問題も解決した事だし……
俺は戻りますよ」