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らぶあど encore!
第6章 ライヴ=人生?
「何処へ連れていくんですか――!」
「二人きりになれる場所だ!」
「ひぇっ!?え、ええ」
いつの間にか智也は大通りから一本入ったホテル街を歩いているではないか。
「やっ……ヤダヤダヤだ」
カナは智也の行動が信じられず、馬鹿みたいに口の中で呟いた。
青い壁の建物の中へと入り、カナを抱いたまま智也はさっさとチェックインを済ませてしまう。
カナは呆然としたまま部屋へ連行された。
青いドアを開けると、アラビア仕様のエキゾチックな部屋と大きなベッドが目に飛び込んできた。
智也はベッドにカナを下ろしてハイヒールをそっと脱がしてきちんと揃えて置いた。
視線がぶつかると途端に甘い火花が散り、身体をベッドに沈められる。