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らぶあど encore!
第6章 ライヴ=人生?
「……か」
智也はカナの肩に顔を埋めて早口で呟いた。
「え……?」
「愛してる、と言わなければ分からないのか!」
髪を揺らしてカナに向き直り怒った様に叫ぶ。
「――!」
熱い唇が重なり合い、カナの小さな唇や舌を啄む様に智也が愛して行く。
「……ふ……ふええっ」
智也が唇を離して見つめると、カナは顔を歪めて泣き出した。
その様子が子供の様で、笑いを噛み殺しながら智也は頬にキスをする。
「と……智也さ……本当……?本当ですかっ」
「うがっ」
カナの両手が首を締め上げる。
「その……愛してるというのはつまり……っ
友情的なものとか、ペット的な愛ではなくてっ?男と女のLOVEですか――?ええ――っ?」
「ぐ あっ……げほっ……」
「智也さん――!」
「あ……当たり前……だろうがっ!この……鈍感娘が――!」
智也はカナの手を振りほどいて頭を掴み、ディープキスをした。