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らぶあど encore!
第8章 ライヴ=人生?③

鍵の付いていない休憩室は、いつ誰が入ってきてもおかしくはない。
祐樹の頭の隅でそんな考えが掠めたが、ほなみの腕が首に絡み付いてきた瞬間に、吹き飛んでしまう。
「ほなみ……俺は……離れていったりしないよ……」
「本当……?
本当に?」
「離れる訳がないだろ……こんなに好きなのに……」
「西くん……」
花が零れる様な笑顔に、祐樹も優しく笑い返すと、髪を撫でていた指をつつ、と下腹部に滑らせた。
途端にほなみが震えて甘く反応する。
陶器の様な白い肌をゆっくりと撫でていたが、ほなみが身体を捩らせるのを見ているだけで、全身の血流が獣に集まってくる。
「……俺は……ほなみが思ってる以上に、ほなみを好きだし……
欲しいんだよ?」
「あっ……」
唇を鎖骨の下の膨らみに落としながら、指は秘蕾にそっと触れた。
既に準備が出来た花園は甘美に獣を誘っている。

