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らぶあど encore!
第8章 ライヴ=人生?③
「さ――て、お次は」
祐樹はブラを掴むと、ほなみの腕を通していく。
「じ……自分で着れるってば」
「いいじゃん……
滅多にない機会なんだからさ……」
身体を捩るほなみの頬に口づけて、ホックを止めると、背中をスルリと撫でて溜め息を付いた。
「うん……
着せるのも……なんかスッゲーエロいな」
「……っ」
「……ほなみ」
二人は熱く見つめ合い、口付けた。
堪らず祐樹は再びベッドへ押し倒して首筋にキスをしてしまうが、歯を食い縛りほなみから離れると、背を向けて頭を掻きむしる。
「あ――!
ダメだ!自分で墓穴掘ってるわ!
……ほなみ、やっぱり自分で着て?」
「う……うん」
ほなみは、頬を熱くしながら一枚一枚服を身に付けていった。
悶々とする祐樹の背中を見て、擽ったくて笑みが溢れる。
欲望のまま突っ走るのでは無くて、本当に大切にしようとしてくれているのが、とても嬉しい。