この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
らぶあど encore!
第11章 Hearty party
「いい飲みっぷりじゃないか」
綾波は目を細めて笑うと、更に祐樹のグラスに注いだ。
「――ああ、お前と俺と、どっちが先に潰れるか勝負だ」
祐樹は、鋭い目を向けて、綾波のグラスに自分のグラスを軽くぶつけた。
「ふふ……
いいだろう……たまにはそういうのもな」
綾波も一気にグラスを煽る。
「に……西君、無茶はよして?綾波さんも……」
「――綾波の心配なんて、しなくていい」
祐樹は、ほなみの顎を掴むと、強引に口づけた。
その行動に、皆は色めき立つ。
「ギャアアアアア!
西君が――狼にっ!
いや――んっ!
カナ、困っちゃいまちゅ――!」
何が困るのかは謎だが、カナは顔を掌で覆い首をブンブン振る。
「の――むら――!
起きてっ!ほら――!
私達も負けて居られないわよ――!」
あぐりは、寝ている野村の膝の上に飛び乗り、野村の顔を手で挟み、唇を押し付けた。