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らぶあど encore!
第11章 Hearty party
「に、西君……」
ほなみは祐樹の膨れる横顔を覗き込む。
「ヒャハハハ――!
ヤキモチ西君――!」
「西君か――わいいでちゅ――!」
「祐樹はヤキモチ焼きで甘えんぼ――!」
あぐりとカナ、三広のからかいは止まらずヒートアップしているが、この大騒ぎの中野村はソファの背凭れに頭を乗せて爆睡している。
「おいおい……
お前ら今からそんなに飛ばして大丈夫か」
綾波は三人を呆れて見て、ウイスキーを二つのグラスに注ぎ祐樹に差し出す。
「まあ……ほなみの事をそれだけ大好きで結構な事だが……
くれぐれも困らせるなよ?」
「……」
祐樹はムッとした顔で綾波を睨むが、綾波は涼しい顔でウイスキーを口に含んだ。
「まあ、たまには飲め……」
綾波に言われ、祐樹は無言でグラスを煽る。