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らぶあど encore!
第1章 君の愛は甘い毒
「で、でも綾波さんならそう言うでしょうけど、今のマネージャーさんが何て言うか」
「う~ん。問題はそれだな」
抱き上げたまま、数秒真剣に考えていたが、大きな欠伸をする。
「ふああ……まあ、何とかなるよ……じゃ、もう寝よっか」
ほなみを抱いたまま、ベッドに潜り込むと、額にキスしてくる。
眠そうな目で見つめて優しく囁いてきた。
「とにかく……俺が離れたくないんだよ」
「……!」
「好きで……仕方ないんだよ……まるで病気だよ」
しなやかな腕に包まれて、涼やかな声にうっとりと聞き入った。
「病気……ていうか、まるで何かの毒みたいだ……」
「ど、毒?」
「身体中に回って……死ぬまで治らない……いや、死んでも治らないかな?」
「……なんか酷い例え」
「酷いよな……ほなみのせい……だよ……責任取って……ね」
祐樹は、そこまで言って寝息をたて始めた。
腕に包まれながら、長い睫毛にそっと触れる。
天使みたいに無邪気な寝顔を前にして、心が甘く安らかに満たされる。
私が、振り回している?それとも、振り回されているのだろうか。
甘い毒に冒されて居るのは私の方かも知れない。
歌う西くんをテレビで見たあの瞬間から、今でも貴方に奪われている……
「そっちこそ……責任……取ってね……」
つるんとした頬に触れた時、瞼が重くなり、ほなみも眠りに落ちた。
「う~ん。問題はそれだな」
抱き上げたまま、数秒真剣に考えていたが、大きな欠伸をする。
「ふああ……まあ、何とかなるよ……じゃ、もう寝よっか」
ほなみを抱いたまま、ベッドに潜り込むと、額にキスしてくる。
眠そうな目で見つめて優しく囁いてきた。
「とにかく……俺が離れたくないんだよ」
「……!」
「好きで……仕方ないんだよ……まるで病気だよ」
しなやかな腕に包まれて、涼やかな声にうっとりと聞き入った。
「病気……ていうか、まるで何かの毒みたいだ……」
「ど、毒?」
「身体中に回って……死ぬまで治らない……いや、死んでも治らないかな?」
「……なんか酷い例え」
「酷いよな……ほなみのせい……だよ……責任取って……ね」
祐樹は、そこまで言って寝息をたて始めた。
腕に包まれながら、長い睫毛にそっと触れる。
天使みたいに無邪気な寝顔を前にして、心が甘く安らかに満たされる。
私が、振り回している?それとも、振り回されているのだろうか。
甘い毒に冒されて居るのは私の方かも知れない。
歌う西くんをテレビで見たあの瞬間から、今でも貴方に奪われている……
「そっちこそ……責任……取ってね……」
つるんとした頬に触れた時、瞼が重くなり、ほなみも眠りに落ちた。