パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第11章 Hearty party

あぐりは華やかに巻いた髪を掻き上げて、亮介の後ろに居る景子を上から下までじろじろと見ると、チッと舌打ちする。



｢ふん、悔しいけど見た目だけは完璧ね――！
その美貌だけで今まで世の中渡って来れたのかしら？
でもねぇ、男は騙せても、この あぐり様の目は騙せないわよ――！｣



｢あぐりさん――がんばれ――！
やっつけて――！｣


すっかり悪酔いしたカナは、何故か三広に肩車して拳を突き上げて叫ぶ。


｢カナちゃ……あぶなっ……
動くと落ちる……｣



｢あぐりちゃん、飲み過ぎじゃない？｣



亮介が、どこまでもやんわりと優しくあぐりを諭す様に言うが、あぐりはピシャリと撥ね付ける。



｢亮介君は黙っててよ！｣