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第11章 Hearty party

綾波は志村のグラスにワインを注いだ。


｢まあまあ……
面白いじゃないですか、たまには女達の戦いを見るのもね……
男として勉強になりますよ……｣



｢んもう～！
綾波君ったら、つくづく悪い男ねっ！｣



｢それに……
北森景子の出方を見たい……
どう出るか……
あの岸和也会長が、ただ知り合いだからというだけで彼女をマネージャーに起用したとは、俺には思えない……
何かの可能性や見処を彼女に見たから、だと思うんですよ……｣



綾波の言葉に、志村は目を凝らして、美しく着飾った景子を見た。


一見、ただ綺麗なだけの女性にも見えるが、何処と無く陰を纏っている様に感じるし、それでいて、頑固さも垣間見える……