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らぶあど encore!
第12章 Hearty party②




ライヴハウスの二階の部屋へ初めて入ったほなみは、壁に描いてある無数の落書きやサインとおぼしき殴り書きにまず目を奪われた。


バスルームや広いベッド、クローゼットの収納も充実している。


ここで演奏をしたミュージシャンが寝泊まりも出来る様にと、部屋をいつでも清潔に整えているらしい。


だが、壁紙だけは古いままにしてあるようだ。


ほなみが興味を持ち、壁の落書きに目を奪われて居ると、ウイスキーの香りが鼻腔を擽り、祐樹の腕が後ろから抱き締めてきた。


「――何だか、初めて会った時みたいだ……」



「うん……」




二人は、あの日の出会いを思い起こした。


ライヴハウスCallingの楽屋で、壁に描かれていた無数の、ミュージシャン達のサインを無心に見ていたほなみの後ろ姿と、その声だけで祐樹は心を掴まれたのだった。


そして、ほなみが振り向いた瞬間、祐樹は恋に堕ちたのだ。




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