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らぶあど encore!
第12章 Hearty party②
祐樹は目を見開いて、そっぽを向いてしまう。
「――西君?」
「……いや、ただ……俺は……ほなみと二人で話したかった……んだけど……そんな風に見つめられるとやっぱり……」
ほなみは、どう声を掛けて良いのか一瞬迷うが、意を決して祐樹の背中にしがみついた。
「――っ」
祐樹の身体が震えた。
「いいよ……
西君……の、好きな様に……して、構わない……から」
ほなみも、離れている間、祐樹がほなみの身体に遺した淫らな爪痕に甘く乱されていたのだ。
ほなみの安静を願って祐樹が別居を決心したのは分かっている。
けれど、真夜中に目覚めた時、唐突に祐樹の温もりにすがりたくなる。
そんな時、決まって、激しく自分を抱く祐樹の、苦しそうな――だが、気持ちよさを耐える様な妖艶な表情や、烈しい息遣いを思い出して、身体が熱くなってしまう。