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第13章 Hearty party③

｢あ、ガナぢゃん｣



三広がカナに駆け寄り顔を覗き込むが、カナは俯いたままだ。



余程落ち込んでいるのか、気分が悪いのだろうか、と三広が更に顔を覗こうとすると、カナはいきなり三広の腹に頭突きをかました。



｢ぶ――っ｣


｢おっと！｣



吹っ飛ぶ三広を、綾波が支えた。



｢カ、カナちゃん！
どうしたの｣



志村が目を丸くする。



カナは、頬を掌で覆い、首をブンブン振った。



｢どうしたの――って、それ、聞いちゃいますかっ？
今の私に聞いちゃいますか――！？｣



真っ赤になり絶叫するカナは、ズンズン歩いて来て、志村の肩をガッと掴むと、揺すり始めた。



｢と……智也さんがっ智也さんがアアア｣



｢と……もや……くんがどうした……の？……あわわ……｣


志村は激しく揺さぶられ、目を白黒させた。