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第13章 Hearty party③

｢景子ちゃん……
何処へ行くの？｣



｢ついて来ないで｣



表情は見えないが、その背中と声から苛立ちが覗く。



亮介は、そう言われても追い掛けない訳には行かない。


それに、景子はまだ足が痛む筈だ。




｢――お～お～
お二人さ～ん！
どっこ行くの～！
ひゅ――っ｣



あぐりは、更に酒を煽りながら冷やかしたが、チリンと音を立ててドアを開けて出ていく景子の後を追い、亮介も出ていくのを見て、途端に静かになってしまった。



｢……あぐり？
気分悪い？｣



野村が顔を覗き込むと、あぐりは、野村の腕を掴み、腹に頭突きした。



｢ひ――――！？｣