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らぶあど encore!
第15章 それぞれの、朝 ②
鋭い痛みが走るが、野村は唇を歪ませただけで、舌の動きを繰り返した。
あぐりは全身を小刻みに震わせて我を忘れている。
今まで抱いた時、色んな彼女の表情を見たが、今日のあぐりは無意識に初めての顔を野村に見せていた。
「……烈しめでも、いいかな……?
あぐりも烈しいし……ふふ」
「や……っ……
へ、変な事言わないでよっ……
わ、私はフツーよっ!」
怒った様に唇を尖らせるが、野村が舌で秘粒を愛し始めた途端に、甘く叫びながら悶える。
刺激を与える度に、次から次へと溢れる雫を野村は指で掬い、あぐりに見せ付ける。
「フツー……て、これがフツー?
……凄いな……」
「やっ……やだっ……バカっ!」
あぐりは拳で野村の顎を打つが、軽くのつもりが、かなり上手くヒットしてしまい、ベッドから落ちてしまった。
しかも、顔からだ。
「き、キャア――!
野村君っ……
ご、ゴメンゴメン――」
あぐりは慌ててベッドから降り、延びている彼を抱き起こした。