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らぶあど encore!
第15章 それぞれの、朝 ②
「あ……ああっ……やんっ」
あぐりは野村の腕を掴むが、無意識につねってしまい、彼は眉をしかめた。
「てっ……
あぐり……そういう痛いリアクションは……ちょっと」
「あっ!
ご、ごめんっ……ついっ」
あぐりは真っ赤になり野村の腕を擦る。
「ゴメンね?
……私、たまにやるらしいのよ……
夢中になると、つねったり叩いたり……」
「――他の男にも、してきた?」
「――っ」
あぐりは、息を止めて野村を見るが、彼は太股を掴み、舌をゆっくりと這わせ始めた。
「ん……ああっ……」
仰け反り、背中を引っ掻いて来る彼女の太股から手を離さず、野村は舌と指を敏感な場所へと少しずつ近付けて行く。
「のむらくっ……んんっ」
「――っ」
あぐりの鋭い爪が、野村の背中に紅い傷を付けた。