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らぶあど encore!
第17章 sweet time
「……う……ん」
騒がしい声と物音が、ほなみを微睡みから目覚めさせた。
ブラインドの隙間から薄く陽射しが入り込み、柔らかい光の線がベッドへ落ちている。
隣を見れば、祐樹が寝息を立てていた。
その姿に、ほなみの胸の中が温かくなっていく。
こうして、彼の隣で目覚めるのは何と幸せな気持ちになる事だろうか。
ほなみは、彼の長い睫毛やすっきりとした輪郭、子供の様にふっくらとした頬を間近で眺め、ほくそ笑む。
「可愛い……」
思わず呟き、額に指で触れた時、祐樹の瞼が開いた。