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らぶあど encore!
第2章 じれったい距離
名古屋へ向かう道中、何軒か店に寄って、着替えやら下着やら買ってもらってしまった。
デパートやアウトレットのショップの安いのでいいのに、智也は自分の懇意にしているいかにも高級そうなブティックに連れていき、お店の人と談笑しながらカナを何回も着替えをさせて、キラキラするカードを出して沢山の紙袋を車に詰め込む。
密かに、店の中の服の値段の桁が違うのを確認していたカナは、内心びびりまくりだった。
こんなにしてもらって、いいのだろうか……
「さて、他には」
化粧品まで買ってもらったカナは首をブンブン振る。
「充分どころか、一生働いても返せないくらい頂きました!」
「ぷっ!いくら何でもそれは大袈裟だろ」
「いえ……本当に」
カナは冷や汗をかいた。
華奢なデザインの細い靴は、足の小さなカナにピッタリと収まり、しかも履きやすく、キュートだ。
可愛らしい黄色のワンピは、夏らしくかつ都会的なデザインでカナに良く似合っている。
デパートやアウトレットのショップの安いのでいいのに、智也は自分の懇意にしているいかにも高級そうなブティックに連れていき、お店の人と談笑しながらカナを何回も着替えをさせて、キラキラするカードを出して沢山の紙袋を車に詰め込む。
密かに、店の中の服の値段の桁が違うのを確認していたカナは、内心びびりまくりだった。
こんなにしてもらって、いいのだろうか……
「さて、他には」
化粧品まで買ってもらったカナは首をブンブン振る。
「充分どころか、一生働いても返せないくらい頂きました!」
「ぷっ!いくら何でもそれは大袈裟だろ」
「いえ……本当に」
カナは冷や汗をかいた。
華奢なデザインの細い靴は、足の小さなカナにピッタリと収まり、しかも履きやすく、キュートだ。
可愛らしい黄色のワンピは、夏らしくかつ都会的なデザインでカナに良く似合っている。