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らぶあど encore!
第17章 sweet time
「だよね……ゴメン」
祐樹は、優しい笑みの中に苦さを滲ませた。
ほなみは首を振り、彼の手を握り柔らかく唇を押しあてる。
「謝らなくていいよ……
沢山愛してくれて……
幸せ……」
「……っ」
祐樹はその言葉に感激すると同時に、鎮まった筈の身体がまた熱を持つのを自覚し、唇を結ぶ。
「西君……
次は、いつこうしてゆっくり……
一緒に居られる?」
ほなみは、彼の胸に頭をもたせかけ甘える様に言うが、祐樹は妻の仕草に撃ち抜かれ、まともに返事が出来ない。
「……ほなみ」
ちいさな顎に手を掛けると、唇を優しく塞ぐ。
直ぐ様ほなみは応えて来て、彼を迎え入れるかのように背中に腕を回した。