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らぶあど encore!
第2章 じれったい距離
「東野さん……は」
「ひ、ひゃいっ!」
不意に話し掛けられて、声が裏返る。
「ぷっ」
運転しながら崩れた笑いを溢す智也にドキドキしながら、カナはミラーに映る自分が目に入る。
童顔なカナは、もうすぐ24歳には見えない。
色が白いのだけは自慢とも言えなくはない。
幼い頃から祖母に
「肌の白さは七難隠すって 言うのよ?良かったわねえ~カナ!」
と、事ある毎に言われてきた。
……ていうか、七難て……
そんなに沢山難があるのかしら。
いや。七つどころじゃないかも知れない。
カナは顔の一つ一つのパーツがこじんまりしている。
目も鼻も口も小さめなのだ。
目じたいは黒目が大きい方だし、睫毛もまあ人並みには生え揃っていると思う。
頑張って化粧して、ぱっと見た目はちょっと派手な女の子だ。
素顔は地味だけど……
決してそれ程ブスじゃないはずだけど、特に美人でもない。
俳優みたいにカッコいい智也の隣に居る自分は、端から見たらどんな風に見えるのだろうか。
恋人……には見えないだろうなあ。
「ひ、ひゃいっ!」
不意に話し掛けられて、声が裏返る。
「ぷっ」
運転しながら崩れた笑いを溢す智也にドキドキしながら、カナはミラーに映る自分が目に入る。
童顔なカナは、もうすぐ24歳には見えない。
色が白いのだけは自慢とも言えなくはない。
幼い頃から祖母に
「肌の白さは七難隠すって 言うのよ?良かったわねえ~カナ!」
と、事ある毎に言われてきた。
……ていうか、七難て……
そんなに沢山難があるのかしら。
いや。七つどころじゃないかも知れない。
カナは顔の一つ一つのパーツがこじんまりしている。
目も鼻も口も小さめなのだ。
目じたいは黒目が大きい方だし、睫毛もまあ人並みには生え揃っていると思う。
頑張って化粧して、ぱっと見た目はちょっと派手な女の子だ。
素顔は地味だけど……
決してそれ程ブスじゃないはずだけど、特に美人でもない。
俳優みたいにカッコいい智也の隣に居る自分は、端から見たらどんな風に見えるのだろうか。
恋人……には見えないだろうなあ。