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らぶあど encore!
第18章 波瀾のdate
自分でも支離滅裂な事を言っている、と分かっているが激情は止まらない。
涙も止まらなくて、ほなみは掌で顔を覆い首を振る。
「……なさっ……
ごめんなさい……
私……こんなつもりじゃ……」
祐樹のテーブルの雰囲気がおかしいのを周囲も察知していて、皆それぞれ自分達の会話をしながらも彼等が気になり注目していた。
ほなみも、公衆の面前でこんな振る舞いをするのは決して祐樹の為にならないと理解していない訳ではないが、自分でもコントロール出来ない感情がマグマの様に噴き出す。
祐樹は、努めて冷静に、にこやかにほなみを見詰め掌で彼女の頭を撫でた。
「ほなみ?
疲れたかな……?
今日はもう帰って休もうか?」