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らぶあど encore!
第18章 波瀾のdate
「わ……私と一緒に居る処を、見られたくないから?」
ほなみの低い呟きの意味が分からず、祐樹は首を傾げる。
「え……何?」
「私が……
こんなんでみっともないから?
だから一緒に歩きたくないんでしょう?」
「!?」
涙目で祐樹を睨み、ほなみは更に続ける。
「他に、もっと綺麗で素敵な人と出逢ったら……
西君は、その人にキスしちゃうんでしょ!?」
「何を言ってんだよ~!」
祐樹は、泣いたり謝ったり、また怒り出すほなみにどう対処したら良いのか内心お手上げだったが、突拍子も無い推測を叫ぶほなみを呆れながら笑った。
だが、祐樹のその態度がほなみの激情に油を注いだ。