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らぶあど encore!
第20章 Don't worry,I Love you
「ほなみっ!
こいつは何なんだよ!」
祐樹は、胸ぐらを掴んだままで叫ぶが透は苦笑しながらほなみにウィンクしている。
ほなみは、自分の服が乱れているのに気付き、小さく叫ぶと後ろを向きボタンを嵌めスカートを直し、振り返り祐樹を軽く睨んだ。
「もうっ……
西君ったらこんな所で!」
祐樹は、舌を出した。
「ゴメン……つい」
「つい、じゃないわよっ!い、家の中なら……と、ともかく、透先生の前でっ」
ほなみは赤くなり、透をチラリと見て顔を臥せて掌で顔を覆った。
祐樹はその仕草を見て胸をざわつかせ、思わずほなみに怒鳴る。
「――なぜ、こいつを名前で呼ぶんだよっ!」
「――っ」
ほなみはビクリと身体を震わせて祐樹を見詰める。