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らぶあど encore!
第20章 Don't worry,I Love you
クスクス笑いながらスマホの写真のベビー服を指で触れ、呟く。
「そう言えば……
男の子か女の子か、分かる時になったらどうしよう……
教えて貰おうか、聞かないでおこうか……
西君、どうする……?」
思わず彼が其処に居るかの様に語りかけてしまい、自分だけの寝室に虚しく声が響くと、胸の中にまた寂しさが募る。
鼻の奥がツンと痛み涙が呼び覚まされた。
「も、もう……
泣いたらダメなのに……」
『君は恋(旋律)を奏でた
君は恋(旋律)を撒いた』
不意に着信が鳴り、ほなみは驚くが、誰からか分かるとその泣き顔は溢れる笑顔に変わった。
「西君――」