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らぶあど encore!
第22章 思いがけぬ邂逅
「うわ……凄い!
智也、そんな事言ったの?」
ほなみが目を丸くしたが、カナは首を振った。
「……多分、智也さんにとってカナは愛玩動物の様な存在なんですよ」
「あ、いがん?」
聞き返すあぐりに、カナはわざわざスマホで文字を打って見せた。
「愛玩動物!
読んで字の如くです!
カナは、ペットだと思われているんですよ!」
あぐりとほなみは、鼻息荒く言うカナの背中を掌で叩き宥めた。
「そんな事あるわけないでしょ~?
カナちん、だって智也と、その……
結ばれた、んでしょう?
ペットとはエッチはしないでしょうよ~!」
ケタケタ笑うあぐりだが、カナの放つ言葉に凍り付いた。
「……してません」
「え!?」
思わず、ほなみも耳がダンボになり聞き返す。
「カナは、智也さんにまだ……まだヤられてないんです――――!」
カナは茹で蛸の様に赤面し、絶叫すると枕をガリガリ噛んだ。