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第22章 思いがけぬ邂逅

｢ほなみ――！
成る程じゃないわよっ！
智也に電話しなさいっ！｣


あぐりは必死の形相でカナと格闘し叫ぶが、ほなみは目を丸くする。



｢え……い、今？｣



｢よげいなぼぼじないべぐだざび――っ｣


カナが目を血走らせほなみを見て叫び、ほなみはビビりながらもまたカナの言葉を通訳する。



｢余計な事をしないでください……
て、言ってるよ、あぐり？
……確かに、そうだよ……
私達が口出しする事じゃ｣


｢ほなみ――っ！
私達が口出ししないで誰が出すのよっ！

大体……おかしいでしょっ！
智也の奴……カナちんとヤる気満々で居たのに、何故こんな事になってんのか、あんたも気になるでしょ――が！
……ギャハハハ……
カナちん……やめでえええ……そこだけはダメエエ｣


あぐりとカナのバトルは、いつの間にか枕の取り合いから擽り合いに移行していた。