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らぶあど encore!
第22章 思いがけぬ邂逅
景子は、何だかくすぐったい感情を覚えていた。
同性の友達が、自分の家に泊まりに来る事は初めてなのだ。
ーー友達?
景子は、向かいのソファで母親に抱かれ、微笑を浮かべる赤ん坊に優しく声を掛けているほなみを横目で見ながら、内心激しく戸惑っていた。
ーー私、ほなみを友達、て今思ってた?
ほなみの事だけではない。
あぐりやカナの事も、いつの間にか自分のテリトリーに入れてしまっている。
ーー私は、この人達を陥れる目的で近付いているだけよ……
それを忘れてはならないわ……
景子は、人知れず唇をキツく結んだ。