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らぶあど encore!
第22章 思いがけぬ邂逅
「……色々あって……
今、洋平とは別々に暮らして居ます」
景子の大きな瞳は潤み、泣き出しそうになるのを堪えているなのが端から見ていても分かる。
――うわっと……まじか……
透は、やはり余計な事をつついてしまった、と内心舌打ちをしたくなる。
ほなみがそっと彼女の肩に手を置いて黙って見詰めた。
景子が肩を震わせ、絞り出すように話しを続ける。
「私の両親と暮らして居ます……
月に一度は会える約束になっていて、来週の土曜日、一緒に遊園地に行くんです」
「おお――!!それは楽しみですね!!」
透は、心底ホッとして大きな声を出してしまった。