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らぶあど encore!
第27章 長い夜④
ベッドサイドの淡いオレンジの灯りだけがほなみの美しい身体を照らしていて、その陰影が胸と腰の円みを強調していた。
綺麗だ――と祐樹は思う。恋人になって妻になって――名実共に自分の物になったほなみ。
こんな姿を見せるのは、俺にだけだよな――?ほなみ……
祐樹は、ゆっくりと、ほなみに歩み寄った。ギシリ、という音が真夜中の部屋の空気を揺らす。
ほなみは組んで居る脚を閉じようとするが、素早く祐樹が足首を掴み、かなわない。
「――や……」
「ほなみ……頼むから……そんな風に俺を煽るな」
「……っ」
「俺は……」
祐樹は、ほなみの細い足首を掴む手の力を緩めると、小さな足の甲にそっと口付けた。
電流に撃たれたように、ほなみは身体を震わせる。