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第27章 長い夜④

「に……しく……っ」

「今夜は……触れないって決めてたのに――」

「あ……っやあっ……」



祐樹の指がやわやわと柔らかい乳房を揉みしだくと、ほなみは仰け反って喘いだ。

全体を円を描き揉みながら桜色の突起を指で探しあてて軽く摘まみ、ほなみを更に啼かせる祐樹は、完全に獣と成り果てていた。

ほなみの挑発にあっさりと降伏し、甘く淫らな夜に身を沈める事を決める。

肌が透ける薄い布は、全く何も身に着けずに居る時よりも、ほなみを妖艶に美しく演出していて、祐樹は乳房を指で愛しながら、視線で思うさまほなみを犯す。

何処から触れて、どんな風に愛して、どんな体勢で貫いてやろうか――と祐樹は淫らな思いをめぐらせながら、鈴を転がす様な澄んだ声でほなみに聞いた。

声だけ聞くならば、今にも爆発しそうな彼の欲が想像出来ないほどの爽やかさだったが、ほなみの太股に当たる硬い猛りが、彼の興奮を顕していた。




「こんな厭らしい下着……いつのまに用意したの?……そんなに可愛い顔をしてさ……ん?」