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らぶあど encore!
第27章 長い夜④
その言葉にほなみの目が大きく見開かれ、その唇は開かれ、だが声が出てこない。
――私が思っているのと同じ――
堪らない恋しさと嬉しさが込み上げ、ほなみは祐樹の背中に腕を回してぎゅっと抱き締める。
祐樹も同じようにほなみを腕で包み込み、柔らかな頬にキスをしてから唇を啄む。
つがいの鳥が愛を確かめ合うように、二人は短く柔らかいキスを何度も繰り返した。
鳥は、一生に一羽の相手しか愛さないと言うが、この愛もそれにあてはまるだろうか?
そうであって欲しい――いや、少なくとも自分に取ってはそうだ――
「愛してるよ……ほなみ」
祐樹は、ほなみのまだ涙に濡れる頬にもう一度キスをすると、深呼吸してから腰をゆっくりと深く突き進めた。
「ん……っ!」
ほなみは、久しぶりに味わう圧迫感に少し顔をゆがめたが、すぐにそれは快感に変わっていく。