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らぶあど encore!
第28章 クレッシェンド作戦会議
「まあ……確かに緊迫感はないかも……てか……祐樹がキレて武道館をすっ飛ばした時の方が、緊迫してたかもね」
野村も食べ終えて皿を運んでくる。
祐樹は手を拭いて彼をキッと見据えた。
「おい……それを今言うのかよ」
「まあ、一生言われるだろうな」
「そうだねえ。ほなみちゃんに振られたって傷心からキレてライヴをすっ飛ばすとか……これはずーっとずーっと言われるね」
「下手したらひ孫の代まで語り継がれるぞ」
言い返すも、綾波と三広にこてんぱんに返されて、祐樹はもうぐうの根もでない。
ほなみは慌ててフォローするかのように明るく言った。
「で……でも……結果武道館からドーム公演に大きな格上げになって……ファンも喜んだし……」