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らぶあど encore!
第28章 クレッシェンド作戦会議
「でもさあ……亮介が居なくてテレビ……ミュージックスタイルやら、ホットカウントダウンTVやら……どうすんの?今からサポートを探すのも大変だし」
三広は壁のカレンダーを凝視しながら指で何やら数え「げえ!ミュージックスタイル、来月じゃんか」と小さく叫んだ。
祐樹はお返しだ、とでも言うように綾波の背中を拳で叩くと、当然の様に言う。
「あーほ。サポートだとか甘い事を言ってんなよ。いざとなれば三人で演奏するんだよ」
「えっえ――!」
「えっえ――じゃないよ……3ピースのバンドだって沢山いるだろ?俺がギター持って歌ってもいいし」
「――でも、それだと……ピアノを楽しみにしているファンにはちょっとアレかもな」
野村が腕を組み言うと、ほなみも頷いてしまった。