この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
らぶあど encore!
第31章 運命のメリーゴーラウンド




「コーヒーカップもいいし~ドッキリバクバクハウスにも入りたいし~トンチンカン電車もいいな~」

「ようちゃん、なるべくおとなしくね?またお熱が上がっちゃうわよ」




洋平は景子の手を握ったままブンブン振り回し興奮していた。

景子はそんな息子を可愛くて堪らず、頬を緩めたままで諭そうとするが、洋平以上にはしゃいで浮き立ってしまう気持ちを抑えられない。

一月に一回だけの面会――まさに束の間のひとときだ――しかも来月もこんな時間を持てるかどうかも怪しい。

この遊園地を後にしたら、景子には厳しい現実が待ち受けている。史は才能も華も持ち合わせているミュージシャンだが、果たしてオーデイションに通るのだろうか。

綾波は、景子がクレッシェンドの臨時メンバーに足りうる逸材を見つけて来れれば、経歴を偽ったことを不問にすると言っている。逆を言えばもし綾波とメンバーのお眼鏡に史がかなわなければ、景子は解雇されて放り出される。


/1133ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ