この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
らぶあど encore!
第32章 言葉に出来ない
「ウノも飽きてきたな……そうだっ次は人生ゲームやろう人生ゲームっ」
「えええ――っ……まだなんかやるのか?トランプゲームを一通りやってウノやって……カードゲームって結構頭使うんだぞ!俺の脳ミソと身体は休息を欲している!休憩だ休憩だ――!」
亮介の病室は、今日来られない景子の代わりに、祐樹とほなみ、あぐりとカナが訪ねてきて賑やかだ。
祐樹はベッドの上に広げられたカードをかき集めて鮮やかな手付きで揃え箱にしまうと悪戯に笑う。
「よっく言うぜ。どうせいつもは景子ちゃんにエッチなちょっかい出してばっかいるんだろ?そういう元気はあるんだよな――」
「えっ」
「ひゃ――っ」
「なななななな……えっちなちょっかいってどんな……どんなですかっ!」
祐樹の言葉にほなみは頬を赤らめて、あぐりは口笛を吹き、カナは吃りながら亮介に詰め寄った。