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新月
第8章 悍ましい
「…っつ……ハンッ!
…ァッ、アッ、アッ……ンンン……」
ハァハァ…。
美月の唇から溢れる声は大きくはないが、聞いているチヨには、刺激が強く、次第に気持ちが高ぶってきた。
「……ぁあっ!……だ……め……ふぅぅんん……」
「…………ぅ、……さ、ま……ハッ!!」
美月は、少し、抵抗しているような気もする。
相手は誰なのだろうか…?
声は、美月のものしか聞こえてこないし、
相手の声はなく、息遣いのみだ。
(あぁ、聞いてはいけない……
………でも………でも……)
チヨは、美月の声を聞いて、下半身がこそばゆいような、ムズムズした感覚に襲われる。
「…んっ、んっ、んぁあっ!!
ヒャンッ!!………ぁぁはぁぁ……」
段々、美月の声か大きくなっていく——。
——チヨは知らぬ間に、右手を下半身に持っていっていた………。