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叔父姪えっち
第6章 デート
「あー、小さくなった……」
タケオくんは名残惜しそうにそう言うとずるる、とモノを引き抜いた。
タケオくんがゴムを処理する間、その綺麗な背中をぼんやりと眺める。

「ミキさーん……」
処理し終えたタケオくんが横に寝転んで、ゆったりとわたしを抱きしめる。
「きもちいい」
「うん、きもちいい~。寝てまう……」
タケオくんがうっとりしたような口調で言うと、そのまま目を閉じてしまった。
すぅ、とすぐに寝息が聞こえ始める。
叔父さんのことが一瞬頭をよぎるけど、タケオくんと抱き合ったまま目を閉じるとあたたかさに吸い込まれるように眠ってしまった。


目が覚めたのは明け方だった。
体を起こして見回してみるけど、叔父さんもまだ帰ってないみたい。
ほっと息をつく。

隣を見るとタケオくんはまだ気持ちよさそうに眠っていて、寝顔の可愛さにきゅんとする。
はぁ。この子とえっちしちゃったんだ。
改めてそう思う。
薄明かりの中で見るタケオくんは清潔そうで、綺麗な、純粋な感じ。
わたしは布団の横に転がっているスマホに手を伸ばす。
この瞬間を、忘れたくない。

誰にも、見せないから……。
心の中で言い訳してタケオくんの横に寝転がると、その無防備に拡げられた腕の中に入り込んで、フレームに二人が収まるように調整する。

薄青い光の中で並んで寝転ぶわたしたちは、自分で言うのもなんだけど画になってると思った。
わたしはカメラのレンズを見つめたままシャッターを切った。
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