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ノベルラブ
第8章 蒼井君のターン
ずるるっと自分のモノを引き抜いてびっくりする。
むちゃくちゃ出てる。
久しぶりとはいえこんな出るとは。

スミレさんはまだソファに体を横たえて目を瞑ってる。
薄く開いた唇が色っぽい。
吸い寄せられるようにキスをして、ゴムを処理するために一度離れる。
ゴミ箱に捨てていいのかな、一応コンビニの袋に入れて…とかごそごそやってると後ろでスミレさんの起き上がる気配。

「お風呂…」
振り返るとなんかぽや~っとした顔で俺を見ている。
「お風呂はいろ?」

「え、一緒に、ですか」
「うん」
わー。
「それ、お風呂えっちじゃないですかぁ…」
スミレさんの小説に出てきた言葉を使う。
「んー?それはわかんないけど」

わかんないんだ…。でも嬉しい。


ドキドキわくわくだったわりに一緒に湯船につかってしまうと心地よさにかまけてしまって、普通に二人でまったりしてしまった。
スミレさんはお風呂の電気を消してろうそくを灯してて、その柔らかい光も手伝って眠くなってしまう。

普通に俺の前に座って、腕の中にいてくれるスミレさん。今何考えてるのって聞きたくもあったけど、ちょっと怖い。
いや、俺は大好きなんだけどね。

気持ちが伝わればいいなと思って抱きしめる。
「ん…」
あたたかいお湯の中でスミレさんは俺に身を委ねてくれる。
あー…幸せ。
そのあとも二人で交代で頭洗ったり体洗ったりして普通のカップルみたいだ。

それで上がって髪の毛乾かしてくれたり乾かしてあげたりしたあと一緒にスミレさんのベッドに入る。
これ、ほんとにカップルみたいじゃないかー。

…でも俺には一個気になることがある。
聞いてみようか、どうしようか。
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