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Doki Doki/one way love〜一方通行の恋
第7章 隣のさゆりさん
「お帰りなさいっ」
「あら、お兄様、お帰りなさいっ、お邪魔してます、お待ちしてましたのよ」
「こ… んばんは」
「係、じゃなくて、お、お兄ちゃん、これ、ハワイのお土産、さゆりさんからいただきました」
「 それはどうも、お気遣いいただいて…」
コーヒーを挿れるためキッチンに立った私の手伝いをするフリをしながら近寄ってきた係長が小声で聞いてくる
「なんでお隣がいるんだ?」
「それが… いつ係長のこと紹介してくれるのか、って、上がり込んで来ちゃって」
「お前、断ったんじゃねぇの?」
「すみません、すっかり忘れてました、ごめんなさい」
「マジか…」
「雛ちゃーん、お構いなくー」
「あ、いいえー、今、コーヒー淹れますねーっ」
「ねえ、あなた達、兄妹じゃないでしょ」
「……」
「……」
お隣のさゆりさんはとんでもない爆弾を落としてくれた