この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
外れない首輪
第1章 ハガキ
梅雨の晴れ間のある日、私は喪服でカフェにいた。
結婚するまで勤めていた商社でお世話になっていた方が急逝して、その告別式に出席した帰り、同期入社の亜理沙と成り行きでお茶を飲むことになったからだ。
「急に声かけてごめんね。でも、絵理は長沼さんと付き合い長かったし、最期にお別れしたかったと思って。」
「ううん、最期にお別れできただけでも良かった。ありがとう亜理沙。」
この言葉は本心だ。急逝してしまった先輩…私はこの人に秘書の仕事を一から教わった。控えめで心配りができて、いつも穏やかに微笑んでいる。憧れの女性だった。そんな先輩の早すぎる死を思うと、目が潤んでくる。
沈みだした私を気遣うように、亜理沙が話題を変える。とは言っても、私が知っていそうな人達の人事異動の話だが。
話の中で「広瀬…」という名が出てきた瞬間、私の心はびくんと跳ねた。
/54ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ